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NO to YES!です

舞台挨拶

神々の謡の公演が始まる前の挨拶で、小学校6年生のRが話してくれました。

とても素晴らしいし、できれば、たくさんの人に読んでもらいたいと思い、本人の許可を経て公開します。


私は、保養を続けさせてもらえて本当によかったと思うし、子どもたちの力になれていることを嬉しく思います。


「このために保養を続けています」と言える、彼からの言葉でした。




「神々の謡公演にお集まりいただきありがとうございます。

この神々の謡というのは、アイヌ民族の昔の生活や、知里幸恵さんというアイヌの少女の人生を舞香さんが一人芝居をしてアイヌ民族のことをたくさんの人に伝えるための一人芝居です。


 東日本大震災で、地震や津波で家が壊されたり、たくさんの人が亡くなりました。それだけでなく、福島第一原発事故で、放射能がたくさん外に出てしまいました。みんなの生活がせいげんされて、いけない所や、さわれないもの、口にしてはいけない物ができてしまいました。

 ぼくのお父さんは、放射能のえいきょうで、がんになってしまいました。一時的になおりましたが、また大きくなってしまう可能性があるので、ぼくたち家族は、引っこすことになってしまいました。本当は、引っこしたくなくて、保育所の友だちとはなれたくなかったけど、お父さんが心配だったので、引っこすことになりました。


 ぼくたちは、北海道の保養でいろいろなおいしい食べ物を食べたり、友だちといっしょに元気よく楽しく遊ぶことができました。健康にすごすための健康しんだんや、広島の原爆のことを知ったりしました。

みんなといっしょに楽しく元気に快てきにすごすために北海道の保養を続けてほしいです。まだ福島は、放射能の心配は、まだ終わっていません。なので少しでも安心安全な場でくらしたいです。


ありがとうございます。」



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