保養に参加している高校2年生からのメッセージ
先月から、保養に参加してくれている子どもたちにアンケートのお願いをしていました。
保護者の方や、子どもたちから返事が届いています。
ご協力ありがとうございます。
小学校2年生から保養に参加し、現在は高校2年生になった男子からの返事の一部を紹介します。
「これからも保養を続けてほしい理由」というタイトルで、彼の意見を書いてくれました。
口数の少ない彼なのですが、こう考えてくれていたのだなと、ハッとするようなことがたくさん書かれていました。
そして、彼にとって、保養がとても大切な場所だったことなども書いてくれました。
文章の最後に、「原発事故」のことが記されていました。
そしてこれ以外のアンケートにも、「小学生だった僕も高校生になったので、保養で、原発のことをもう一度振り返るためにみんなで話したい」とも書いてありました。
「どうして原発事故が起こったのか」
「それは人々にどのような影響をもたらしたのか」
ここの、大切な部分を、私たち大人は、よく考えることをしていないように思います。
「そういうものを後世へ伝えていくのは必要だと思います。」
まさに、先日行ってきた被災地で語り部の方たちが語り継いでいることと同じですよね。
小学生の時から、彼は、じっと大人の話すことを聴く子でした。
いろいろなことを、震災当時から見て、聞いてきたと思います。
そして最後に「被災地の子供たちのために自分にできることは最大限したいと思っています。」と締め括っています。とても心を打たれたし、保養を続けてきてよかったとも思いました。